ゴー宣DOJO

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小林よしのり
2014.3.12 00:35

自称保守への要望

自称保守の雑誌やメディアは、もっと韓国や中国への憎悪で
商売してください。
いかに韓国が馬鹿で嫌悪の対象かを書いて書いて、
しゃべってしゃべって、それで儲けるのです。
とことん消費しなければ、このブームは終わりません。
卑しい商売と思う必要はない。
小出しにしてたら、いつまでも排外ナショナリズムが残って、
ネット右翼が「マスゴミは嘘ばかりだ。本当のことを隠している」
と言いますから、ネットの憎悪は全部ぶちまけていただきたい。

いかに日本が素晴らしく、日本人が優秀で、この国に生まれた
ことは誇らしくてたまらないかも、ガンガン特集しちゃってください。
日本民族だけが圧倒的に優秀民族だということを主張すれば、
絶対に売れます。
泣いて読みます。感動して聞きます。
くすぐるのです。劣等感を慰撫するのです。
どうせくだらない人間だと自覚できない弱虫を、でも日本人だよ、
こんなに素晴らしい民族だよとくすぐって、
いい気分にさせてください。それで売れますって。
竹田恒泰が売れてるのは、そういう手法です。
学術的には嘘ばっかりでいいんです。
どっかで見た雑学や、勝手な思い込みで、
くだらない日本優秀論を書き散らかせば売れるんです。
もっともっと消費しましょうや!

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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